執筆環境

エディタ、アプリ

 エディタはGoogleドキュメントを使っている。通常の業務ではテキストエディタemacs)を使っているのだが、何かを作る時にはリッチエディタの方が何かと便利。色やコメント、リンクの埋め込み、ページ内リンク(目次を活用)が使えるのは非常によい。例えば、書いた文について、色で採用不採用を区別しているのだがこれが非常に便利。一旦削除してもまた復活させたりすることも可能だ。一度ボツになった文を復活させることは少ないが…。「提案」機能も推敲時に非常に便利。また、変更履歴もしっかり残っている。
 それにしてもPCが無い時代に文章を書くのは本当に大変だったのではないかなと…。自分も小中〜高校生頃にはPCには全く触っていなかったが、当時書いてた文章なんてたかが知れているので特に不便を感じたわけでもない。プロとして書く時にはそれなりの工夫があったのだろうと想像する。今でも紙とペンで書く作業形態を守っている文筆家はいるのかもしれないが。
 直接、図を描く機能は備えていない(図を埋め込む機能やGoogle図形描画で図を作成する機能は付いている)のは残念だが、自分の知る限り図を含めて使えるエディタは存在していないのでこれについては諦めている。図を描きながら考えたいとき、例えばブレストの段階とかには、PCから離れて紙とペンを使っている。
 あとKindleは不可欠。Kindleは全然使いこなせてはいない気がするが、ハイライトと検索があるだけでも抜群。

ワークスペース

自宅のディスプレイと繋げてデュアルにしている。MacOSなのでワークスペースがデフォルトで使えるのは便利。基本PC側で執筆して、ディスプレイ側にはKindleGoogleドキュメントで開いている執筆中のファイルをもう一つ開いたウインドウ、またウェブ上の資料を異なるワークスペースに配置して作成している。

書き方

 他の方々がどういう風に使っているのか教えてもらいたいが、自分の場合は浮かんだアイデアを繋げていって最終的にまとめる形で書いている(注意:「最終的に」というのは、時間的に)。下書きの原稿は同時にアイデアを貯めこんでいくメモでもある。メモと下書きが未分化な渾然一体となっているカオスが私の原稿だ。そういう作成環境がアウトプットの質の低さに繋がっている可能性は大いにある。