第6回講義を終えて

畠中実さんの講義だったが、結局は「読ませる文章」が大事だ、ということ。
それって批評以前の問題だろうけど、実際大概塾生の提出する論文が批評以前のレベルだってことなんだよね。だからわざわざそういうことを言ってくるわけ。ごく一部、そうでない塾生もいるんだろうけど。

そうなると自分のやるべきことというのは「読ませる文章」の練習ということになるんだろうか。確かに、自分が勝手に"あるべき批評"と思ってる批評モドキにすらなってないゴミをいくら無為に生産したところで、意味なんてない。しかし、ではその「読ませる文章」はどうやって勉強すればいいんだろうか。これはまた別個に、自分で学んでいくしかない。また、文学作品や批評文を意識的に読んでいくことで少しずつ磨いていくしかない。

そういうことなんだろうね。

幸い、前回までで、自分の中での「批評観」はとりあえず確立した。では、次はそれを実現させるために、まずはそのベースとなる文章力/構成能力を磨こう。人が読みたいと思う、読ませる文章を書けることを目指そう。それがこれから当面の自分の課題だ。