書いた後の反省
第6回・畠中実課題(「音響」という視座から新しい視点や解釈を与えること)
今回は執筆の時間がいつも以上に短く、推敲する時間がほぼ取れなかった。いうまでもなく完成度は低く、粗が目立つ。
- 単語・用語の選択に必然性が乏しく、ブレがある。この意味ではこの単語しかないよね、というところで、いろいろな単語を書いてしまって読者を混乱させてしまう。
- 説明しきれていないため、説得力に欠けるところが多い
例えば「ネットは静寂のメディア」であるというところでも、
もう少しYouTubeとかその辺を含むネットがどうして「静寂のメディア」なのか、については触れるべきだし、LINEやSkypeなどの通信用アプリについても同様。
これらを考慮に入れたら全体の論理が崩壊する、というのでは困るし、それでは結局言葉遊びか詐欺になってしまうだけなのだが、そんなことはないはずなので、引き受けて説得力を増していきたい。 - 「技術」不足。"こういう論理展開にすべき"というのができていない。
- 適切なツール(表現、レトリック)が選択できていない
・こういうことが言いたければこういう適切な表現方法がある、というところで、それが選べていない。
・多分他の受講生はその辺が上手く、多彩な文学経験がベースになっている。自分はその辺りが明らかに弱い。 - 段落の順番についても、説得力を持った配置になっていない気がする。
そういえば前回の佐伯さんの講評で「テーマや取材した作品に必然性があった」という選抜理由があったのを思い出した。どこかから持ってきた作品を無理矢理仕立て上げるのがいけないというわけではない。大事なのは、「結果としての論文が必然性を持っているかのように見せる」というところである。そういう身振りというか目配せというか、そういうものも間違いなく必要だ。